毎月のキャッシュフローも落ち着いてきて、何となく将来必要なお金も見え始めたので、iDeCoを始めることにしました。
わたしがiDeCoを始めた理由は、会社を定年退職された方の話をたくさん聞いて、老後の資産取り崩しという厳しい現実がより身近に感じられたからです。端的に、今のままでは足りないなと。20代の方でも早い方はiDeCoとつみたてNISAの両方をやられているようですが、恥ずかしながら私、年金の重要性に気づいたのは40歳を超えてからです。それまでは、老後の生活イメージがゼロでした。
将来的に、退職年齢など雇用情勢も変わると思いますし、年金の受給環境なども変わってくるとは思いますが、必要なのは自助努力!
自分で考えて、自分で老後に備えてお金を用意する必要があるということを強く感じました。
では、iDeCoを始めるまでにどんな手順を経たのか、私のケースをご紹介します。
どんな基準で金融機関を選んだか
iDeCoをやるにあたって、金融機関をひとつ選ぶ必要があります。どこでやるのがいいのか、とりあえずiDeCoナビという比較サイトを覗いてみました。iDeCoナビでは、商品、サービス、費用の面で検討するとよいですよと書いてありました。私が検討した順番は、①”サービス”(金融機関の説明がわかりやすいか)、②”商品(ラインナップ)”、③”費用(手数料)”です。
サービス(=わかりやすさ)
iDeCoを始める場合、どこかの金融機関(=運営管理機関)を通じて申し込みします。金融機関はどれか1つにしぼる必要があり、基本的には受け取りまでそこにお世話になるイメージです。途中で運営管理機関を変えることもできるようですが、面倒そうな感じがします。ということで、長くお付き合いできる金融機関がいいなと考えました。
ずっと先のことはわからないのですが、少なくとも、iDeCoを始めようとしている層に対して、今の段階でわかりやすく情報を発信しているところなら、将来の顧客との付き合い方も考えているのかなと思うので、”わかりやすく説明している”ところに注目しました。
先ほどのiDeCoナビにも”サービスのよさ”という視点で評価が載っているのですが、わたしは検索サイトで”iDeCo”と入れて、上位にでてくるものをいくつか覗いてみました。良かったのは、イオン銀行と楽天証券、松井証券です。
情報量がしっかりしているなというのがSBIでした。
イオン銀行は、対面で話が聞けるというところがメリットかなとおもいます。やっぱりなんだかんだでよく分からないことは、会って話を聞いてみたいなと。
金融機関名 | 特徴 |
---|---|
イオン銀行 | タマルWEBというサイトで、色々なコラムが読める。 税制などに関する記事もあって役に立つ。 イオンモールで面談できるし、専用コールセンターもある。 申込書の書き方動画も用意されている。 |
楽天証券 | セミナー動画やiDeCo活用術などわかりやすい解説が充実している。 たくさんあるので、サイト内でたまに迷子になる。 iDeCo専用のコールセンターあり。 |
松井証券 | WEBサイトが簡潔で見やすい。 専用コールセンターあり。コールセンターは平日のみ。 WEBからの問い合わせフォームが用意されている。 |
SBI証券 | 情報量多い。コラムもある。専用コールセンターあり。 |
商品ラインナップ
商品ラインナップは、多ければいいというわけではなく、バランスの整ったラインナップになっているかというのが着眼点です。とはいえ、正直、取り扱っている投資信託が良いのか悪いのか判断するにはそれなりに知識がないと苦しいのが事実です。
ポイントとしては、国内国外という視点、株式型、債券型、バランス型の投資信託がバランスよく入っていればオーケーです。iDeCoを受け取る年齢になる頃に何が一番パフォーマンスがいいかなんてわからないので、値動き(=リスク)との上手な付き合い方を踏まえて、長期・分散・国際投資ができるものが一通りそろっていればよいと思います。
大きく分けて、国内株、外国株、複合資産という分類でそれぞれいくつか商品がそろっているか、運用管理費用(信託報酬)がパフォーマンスに見合っているかという視点で見ていきました。色々見ているとよくわからないくなってきますが、とりあえず最初に見たiDeCoのサービスが充実していそうな金融機関には、世界株式ファンド、バランス型ファンド、ターゲットファンドなど、良心的なファンドがありそうな感じでした。
金融機関名 | 取扱ファンド数 国内株 | 外国株 | 複合資産 |
---|---|---|---|
イオン銀行 | 3 | 4 | 8 |
楽天証券 | 6 | 6 | 8 |
松井証券 | 5 | 8 | 12 |
SBI証券 | 6 | 12 | 8 |
費用
費用には、加入時手数料、口座管理手数料(事務手数料、資産管理手数料、運営管理手数料)、給付事務手数料、還付事務手数料がありますが、違いが出るのは、口座管理手数料の一つである運営管理手数料に違いがでます。何かというと、金融機関に支払う手数料ですが、運営管理手数料”無料”というところが結構ありますので、私は無料がいいと思います。有料であれば、その金融機関とお付き合いするとどんないいことがあるのか知りたいところです。
費用内訳は、
加入時手数料(初回):2829円
口座管理手数料:171円(毎月)[事務手数料105円(毎月)+資産管理手数料66円(毎月)]
イオン銀行、楽天証券、松井証券、SBI証券、すべて同じでした。しいて言うなら、イオン銀行は移管時手数料も無料でした。(あまり発生しないと思うのでわたしは重要視していませんが)
まとめ
サービス、商品ラインナップ、費用から金融機関を選別していきました。
わたしは、iDeCoを始める前から株の売買をしているので、もともと複数の証券会社に口座を持っていました。iDeCoを始めるにあたって、頻繁に売買をする口座と積み立て口座を分けて考えようと思ったので、上記観点から使いやすい証券会社を選びました。
私にとっては、情報量が多く、かつ分かりやすく情報が整理されているネット証券が合っていると感じました。イオン銀行も良さそう。。。
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